ツアーファイナルを、終えて。


sala - saji Live Voice 2014-2015
 " En t Wine " Tour

2014年の7月東京から始まった23都道府県・全42ヶ所のLIVEが、先日の5/17のLIVE HOUSE MOD’Sのツアーファイナルで幕を閉じた。



もう10日以上経って、
今頃の日記だけど、



ずっと色々考えてて、他のスケジュールでもバタバタで。やっと今かな。って。



とにかく言いたいのは、





ツアーファイナルも含めて、この42ヶ所でsala-sajiを目撃して、俺たちの音楽を体感してくれて、本当にありがとう。



丸4年、一時も休まず、年間約70本のLIVEとアルバムリリース3枚という大仕事をずっと続けてきた。




先輩達から、
「LIVEやり過ぎなんじゃない?もう少し休んだら?」なんて言われたりもした。


やりたいから演ってきたし、
何より世間に知られてないから、とにかく演るしかなかった。俺と紗奈、共に楽器キャリア20年以上って言っても、2011年、sala-sajiは新人。コネクションも殆どない。LIVEを演るしかなかった。それでも、このツアーファイナルをやり終えて、今回のツアーを振り返った時に、



やってきてよかった!!!って。




もう、ほんとにその感情が1番先に来た。










セルフプロデュース、
セルフマネージメント、



自分達2人の経験と、感覚を信じるしか道はなかったし、やりたい事はハッキリしてたんだ。だから、迷わなかったよ。




今だってまだまだだけど、最初はお客さんも少なかった。もちろん、ファンも殆ど居なかったし。


今までエレクトリックの俺しか見た事ない友達の中には、アコースティックで音楽書いてるって事に興味を持ってくれない友達もいた。



それでも、きっとやり続けていれば、俺が本当にやりたい音楽なんだって、分かってくれる日が来る!って思ってやってた。そしたら、1人、また1人って、LIVEに来てくれる様になった。







今年、俺はプロとしてギターを弾き始めてちょうど10年。2005年の、D-51のバンドへの参加がそう…プロとしての初の仕事だったな。



その時に、それまでのアマの時の自分の心が大きく変わって、それが今もぶれないモノがあるんだ。D-51のLIVE1本目、山形のホールでLIVEをしながら思った事。






ステージに立つという事。
自分がギターを持って、人に与えられるモノ。その責任感。





それまでの中途半端な、よくわからない音楽に対する自分の気持ちが全部リセットされて、入れ替わった瞬間。あれからこの10年、一瞬もブレてない。



知名度が無くたって、
セルフだって、
アマチュアみたいな活動でも何でも、


それまで身体で学んできた全部をsala-sajiにつぎ込んでここまで来たんだ。



紗奈が、俺の新しい一面を引き出してくれたと思うし、sala-sajiでの活動が、紗奈にも大きな影響を与えてると思う。





今回のツアーの後半、sala-sajiのLIVEに足を運んでくれた人達からウワサを聞きつけて会場に来てくれたのを沢山感じた。


「スポンサー無しで、こんなにツアー回って採算取れるんですか?!」




そんな事言われた時もあった。






取れる会場もあれば、その街に行く前から、どう考えたって取れない会場もあるよ!


初めての県で50席満席の会場もあれば、3人しかいない会場もあるよそりゃあ。



そういう事だけじゃぁ、ないでしょうよ。






まだまだ未熟な自分達が一体、自分達のチカラだけでどこまで出来るのか?30も過ぎて、試したかったんだ。自分達を信じてみたかったんだよ。これってさ、きっとね、幾つになっても大切な、大事な、人間の原動力だと俺は思ってるよ。



一つ一つ、
ちゃんと積み重なってきてるのが、今手に取る様に分かる。
sala-sajiのファンになってくれる人も、このツアーですごく増えてきた。俺たちsala-sajiが成長してきたのもあるとは思うけど、それだけじゃない。こんな音楽があるんだと、まず【知って】【気がついて】くれる人達が、42ヶ所のツアーを通して一気に増えたんだ。

最初から応援してくれてる人達もいる。またその人達が、俺たちの知らないところで、すごく宣伝してくれてる。本当の口コミで、周りに伝えてくれてる。




俺たちはメジャーバンドじゃあない。
誰かが、全部決めてくれるわけじゃない。


今もそうだけど、最初は会場決めから航空券、宿、移動手段まで、全部2人で決めてきた。アマチュアなら当たり前だ。やりたい事なんだから、やるのは当たり前だよね。

今は、ファンの人達が、「この会場、sala-sajiに合うと思う!」なんて、教えてくれることも増えた。本当に嬉しい事だよ。



俺たちが沖縄から現地に行って、会場視察出来るわけじゃない。打ち合わせ出来るわけじゃない。人が、人を繋いでくれる。そこから、また新しい縁が生まれる。





そうやって、
また一つ、音楽を届けたい場所が増える。



これを、行かなきゃどうすんだ?
誰かが、セッティングしてくれるまで待つの?いやいやいや、俺たちは行くよ。
沖縄から、一つでも多くの場所に、sala-sajiの音楽を届けに。出会ってもらうために。



そうやって4年やってきてさ、何も自分の考えだけが正しいワケじゃない時も多々ある。たくさんのLIVEやレコーディングで、紗奈ともたくさん言い合いしてきた。そうやって、一つ一つのLIVEを大事にしてきたし、もちろん反省もして、また翌日のステージに上がって。一つでも多くの音楽を生んで。苦労も多かったけど、振り返ってみれば、やっぱり笑顔が溢れる。やってきて良かったな!って。




sala-sajiは2人組。


2人でしか出せない音楽もあれば、
バンド編成だから聴かせられるものもある。


5/17のツアーファイナルは、今までのバンド編成の中で1番多い編成だった。


多けりゃいいってもんじゃない。でも、2014年、sala-sajiが成長するのに、飛躍するのにチカラを貸してくれた素晴らしいミュージシャン達と、どうしてもやりたかったんだ。そして、このツアーの集大成を、たくさんの人達に見て欲しかった。






終わってみて…
どうだったかな。もう、数日経ってるから記憶も曖昧だけど、会場中が、色んな笑顔で溢れてた。もちろん、バンドメンバーも、みんな。



県外からも、たくさん駆けつけてくれていた。それには、ホントに驚いた。






わりとね、LIVE終了後にすぐ反省会したいタイプだからあれなんだけど、もう、頭の中は、次にやりたい事や、次の作品の事でいっぱいだった。


まだまだ、sala-sajiをもっと知って欲しい!って気持ちで、いっぱいだった。






まだ満4年だけど、今年は5年目。



まだまだ書きたいsala-sajiの音楽があるし、こうなっていきたい!っていう理想があって。


たくさんの仲間や先輩達に励まされ恵まれながら、ファンの人達の想いに支えられて。やっと、ここまで来れました。


まだまだ駆け出し。
沖縄発の、アコースティックインスト・デュオ、sala-saji。




これからまだまだ、走って…飛んで!
沖縄はもちろん各地へ!



これからも、sala-sajiを応援してください。




(´◡͐`)

sala-saji ギターJin